スマートフォン利用者にとって、毎月の通信費は重要な出費項目です。特にデータ使用量が少なめの方には『3GBプランの格安SIM』が注目されています。
また、多くの格安SIMが競合するこの市場では、料金だけでなく速度やサービスの質も比較ポイントになります。
今回は、コストパフォーマンスに優れた3GBプランを提供する複数の格安SIM事業者を徹底分析し、あなたにピッタリの格安SIMを見つける手助けをいたします。
月に「3GB」はどのくらい使えるの?
「3GBのデータ量で足りるのか?実際に何ができるのか?」を検討してみましょう。
「メールの送受信」「ウェブ閲覧」「SNSの利用」など、日常的な用途であれば十分かもしれませんが、動画視聴や大容量のデータダウンロードを頻繁に行う場合は不足する可能性があります。
あくまで目安にはなりますが、3GBで「何を、どれくらいまで使えるのか」を紹介いたします。
コンテンツ | 3GBでできる目安 |
メール | ・約6,000通 |
LINE | ・トーク:約150万通 ・音声通話:約160時間 ・ビデオ通話:約10時間 |
Webサイトの閲覧 | ・約10,000ページ |
YouTube再生 | ・低画質:約10~13時間 ・標準画質:約6~9時間 ・高画質:約2~3時間 |
動画コンテンツ | ・高画質:約1.5時間 |
Instagram閲覧 | ・約3.5時間 |
X(旧Twitter)閲覧 | ・約12時間 |
音楽ダウンロード | ・低音質:約750曲 ・高音質:約200曲 |
音楽ストリーミング再生 | ・標準音質:約800曲 |
地図アプリ | ・約3,000回 |
マンガアプリ | ・約300話 |
ビデオ通話(Zoom等) | ・約10時間 |
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Webサイトの閲覧、LINE、メール等は3GBでも結構使うことができますが、動画が含まれるコンテンツやダウンロードを行なうとすぐに3GBまで到達してしまいます。
もちろん、Wi-Fiを利用するのであればデータ容量を気にする必要はありませんが、屋外などWi-Fiが使えない環境下で、どのくらい使いたいのかを検討してみて、問題無ければ3GBで契約をすると良いでしょう。
ゲームアプリはできるの?
3GBのプランでゲームを楽しむことは可能ですが、ゲームの種類によって快適さは異なります。
例えば、テキストベースのゲームやパズルゲームはデータをそれほど消費しないため、3GBでも十分ですが、オンラインマルチプレイなど常に通信を行なうゲームや高画質のゲームを長時間プレイすると、データ使用量は急速に増加します。
また、ゲームアプリは比較的アップデートが多いので、Wi-Fiが利用できない環境の方は注意が必要です。
3GBで十分な人はどんな人?
次の特徴に当てはまる方は3GBでも十分間に合うかと思います。
よく利用する場所にWi-Fiがある方
モバイルルーターを利用している方
そもそもデータ通信をほとんどしない方
メインとは別にサブ機として利用している方
これらに1つでも当てはまる方は「3GB」で十分足りるでしょう。
3GBプランを提供している格安SIM
多くの格安SIMが3GBの料金プランを提供していますが、同じ3GBでも「月額料金」「通信速度」「オプション」など各社サービス内容が異なってきます。
それぞれの特徴を比較して、自分に合った格安SIMを探してみましょう。
格安SIM | 月額料金 | 回線種類 | 支払方法 | 制限速度 | 事務手数料 | 端末購入 |
LINEMO | 990円 | ソフトバンク (MNO) |
・口座 ・クレジット ・デビット |
最大300kbps | 0円 | 不可 |
povo | 990円 | au (MNO) |
クレジット | 最大128kbps | 0円 | 不可 |
楽天モバイル | 1,078円 | Rukuten (MNO) |
・口座 ・クレジット ・デビット |
無制限 | 0円 | 可能 |
日本通信 | 730円 | ドコモ (MVNO) |
クレジット | 未公開 | 3,300円 | 不可 |
BIGLOBE モバイル |
1,320円 | ドコモ/au (MVNO) |
クレジット | 最大200kbps | 3,300円 | 可能 |
HIS モバイル |
770円 | ドコモ/SB (MVNO) |
クレジット | 最大200kbps | 3,300円 | 可能 |
NURO モバイル |
792円 (データ+SMS) |
ドコモ/SB/au (MVNO) |
クレジット | 最大200kbps | 3,300円 | 可能 |
イオン モバイル |
1,078円 | ドコモ/au (MVNO) |
クレジット | 最大200kbps | 3,300円 | 可能 |
インター リンク |
1,760円 | ドコモ (MVNO) |
クレジット | 最大200kbps | 3,300円 | 不可 |
リブモ | 980円 | ドコモ (MVNO) |
クレジット | 最大200kbps | 3,300円 | 可能 |
リンクス メイト |
902円 | ドコモ (MVNO) |
クレジット | 最大200kbps | 3,300円 | 可能 |
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おすすめの格安SIM
『安さ重視』の格安SIM
プラン名 | 合理的シンプル290プラン |
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月額料金 | 730円 |
通信回線 | MVNO(ドコモ回線) |
特徴 | 「合理的シンプル290プラン」は1GB/290円ですが、データ量が1GBを超える毎に220円が追加されるプランです。3GBまで利用した場合は、290円に440円がプラスされるので、730円となります。
3GBを超えた場合は1GB毎に220円が追加されるので使いすぎないように設定するのがおすすめです。 |
プラン名 | 自由自在290プラン |
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月額料金 | 770円 |
通信回線 | MVNO(ドコモ回線/ソフトバンク回線) |
特徴 | 「自由自在290プラン」は音声通話とSMSが付いたプランになりますが、データ専用プランなら月額580円で3GBを利用することができます。
3GB以外にも大容量プランもあるので、ご自身の使い方に合わせたプランを選択できます。 |
プラン名 | ミニプラン |
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月額料金 | 990円 |
通信回線 | MNO(ソフトバンク回線) |
特徴 | ラインモは、LINEのサービスに特化している『LINEギガフリー』というサービスがあります。
LINE通話を利用する場合「10分で約3MB」「60分で約18MB」のデータ量を消費しますがラインモだといくら使っても消費は0になるので、その分を他の通信に利用できます。 また、お得なキャンペーンも充実しています。 |
『速度重視』の格安SIM
プラン名 | ミニプラン |
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月額料金 | 990円 |
通信回線 | MNO(ソフトバンク回線) |
制限後の速度 | 最大300kbps |
特徴 | ラインモは、ソフトバンク回線をそのまま利用している「MNO」なので、昼や夕方など混み合う時間帯でも比較的快適に利用することができます。
また、3GBを超えた場合の制限速度は最大300kbpsなので、他社に比べて高速で利用できます。(20GBプランの場合は1Mbps) |
プラン名 | データ追加3GB(30日間) |
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月額料金 | 990円 |
通信回線 | MNO(au回線) |
制限後の速度 | 最大128kbps |
項目名 | povoは基本料金が0円となり、月々決まった金額を支払うのではなく使うデータ容量を購入します。それぞれのデータプランには使用できる期限があり期限を過ぎてしまった場合やデータを使い切ってしまった場合は再度データを購入する必要があります。
また、利用期間は24時間限定になりますが330円でデータ通信が使い放題になるプランもあります。 |
プラン名 | Rakuten UN-LIMIT Ⅶ |
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月額料金 | 1,078円 |
通信回線 | MNO(楽天回線) |
制限後の速度 | 無制限 |
項目名 | 楽天モバイルは利用されたデータ量によって月額料金が変動するプランです。そのため、3GBを超えた場合の速度制限はありませんが料金が上がります。
・0~3GB:1,078円 |
まとめ
3GBプランの格安SIMを選ぶ際には、月額料金、通信速度、カバーエリア、キャンペーン情報、サポート体制など、多角的に比較することが重要です。
自分のスマートフォン利用状況を把握し、データ使用量が月3GBに収まる範囲であれば、経済的なメリットが大きいプランといえるでしょう。
また、利用状況に応じて追加データを購入できるオプションがあるかどうかも確認が必要です。利用者のレビューや評判も参考にし、信頼できるプロバイダを選択することが肝心です。
最適な格安SIMを見つけるためには、自分の使用パターンを分析し、それに合ったプランを見極めることが大切です。