ソフトバンクの系列である「ラインモ」と、auの系列である「povo(ポボ/ポヴォ)」は実際どっちがお得に使えるのでしょうか?
それぞれ違った特徴があるので、どちらが自分に合っているのか確認したうえで契約をするのが良いかと思います。
今回はラインモとポボの特徴や違いについてご紹介していきます。
LINEMOとpovoを比較

料金プランを比較
■LINEMO(ラインモ)
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
ラインモは「3GB」と「20GB」のプランがあり、月々のデータ使用量によってどちらかを選択することが可能です。LINEサービスの利用に関してはデータ量を消費しないので、それを踏まえたプラン選択がオススメです。
■povo(ポボ)
基本料金 | 0円 |
+
プラン | 容量 | 料金/回 |
データ使い放題(24時間) | ー | 330円 |
データ追加1GB(7日間) | 1GB | 390円 |
データ追加3GB(30日間) | 3GB | 990円 |
データ追加20GB(30日間) | 20GB | 2,700円 |
データ追加60GB(90日間) | 90GB | 6,490円 |
データ追加150GB(180日間) | 150GB | 12,980円 |
povoは基本料金が0円となり、月々決まった金額を支払うのではなく使うデータ容量を購入します。それぞれのデータプランには使用できる期限があり期限を過ぎてしまった場合やデータを使い切ってしまった場合は再度データを購入する必要があります。
☆割引やキャンペーンを適用した場合の基本料
■LINEMO(ラインモ)
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 12ヵ月 実質0円 |
スマホプラン | 20GB | 6ヵ月 実質0円 |
LINEMO(ラインモ)はソフトバンク系列になりますが「家族割」や「おうち割」等の割引は適用外となりますが、キャンペーンを併用した場合、ミニプランは最大12ヶ月分、スマホプランは最大6ヶ月分相当 実質0円になります。
その他キャンペーン情報については『ラインモ最新キャンペーン情報』の記事をご確認ください。
■povo(ポボ)
povo(ポボ)はau系列ですが「家族割」や「スマートバリュー」等の割引は適用できませんが、期間限定のキャンペーンは開催されているのでご契約を検討される際は公式サイトをご確認ください。
それぞれの特徴を比較
■LINEMO(ラインモ)
ラインモの特徴としては、LINEのサービスに特化している『LINEギガフリー』というサービスがあります。
LINE通話を利用する場合「10分で約3MB」「60分で約18MB」のデータ量を消費しますがラインモだといくら使っても消費は0になるので、その分を他の通信に利用できます。

また、月の途中でデータ量を使い切ってしまってもLINEサービスに関しては通信制限がかからないので快適に利用することが可能です。もし頻繁にLINEを利用しているのであればお得に使えるラインモがおすすめです。

■povo(ポボ)
ポボの特徴としては、多数の基本料金からプランを選択して毎月決まった料金を支払うのではなく、昔のプリペイド携帯のように自分が使いたいデータ容量を購入します。支払う料金は「月単位」ではなく「購入回数」になります。
また「この日はWi-Fiが使えないからデータ量が必要」という日は24時間限定になりますが330円で使い放題になります。
比較①:通話オプション

■LINEMO(ラインモ)
通話オプション | 月額料金 |
通話準定額(5分/回) | 550円 |
通話定額(24時間) | 1,650円 |
キャンペーン料金 | |
通話準定額(5分/回) | 1年間 無料 |
通話定額(24時間) | 1年間 1,100円 |
ラインモの通話オプションは「1回の通話で5分間無料」になるタイプと「24時間かけ放題」のタイプから選択することができます。
専用アプリは特に無いのでそのまま電話のアイコンから発信することで通話料が割引されます。LINE通話以外の音声通話が多い方におすすめです。
加入から1年間は通話オプションの割引キャンペーンが適用になるので「5分かけ放題は0円」「24時間かけ放題は1,100円」で利用することができます。
■povo(ポボ)
通話オプション | 月額料金 |
5分以内通話かけ放題 | 550円 |
通話かけ放題 | 1,650円 |
povoの通話オプションは、1回の通話で5分間無料になるタイプと、24時間かけ放題のタイプから選択することができます。
比較②:通信回線
■LINEMO(ラインモ)
MNO(ソフトバンク回線)
ラインモは大手キャリであるソフトバンクの回線を借りるのではなくそのまま利用しているので通信速度は高速で安定しています。
■povo(ポボ)
MNO(au回線)
ラインモとpovoは大手キャリの回線を借りるのではなくそのまま利用しているので使えるエリアは広く、通信速度は高速で安定しています。
「MNO」と「MVNO」の違いについては別記事にて詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

比較③:端末購入の可否

■LINEMO(ラインモ)
端末購入は『不可』となるので、SIMフリー端末を別途購入するか、今まで利用していた端末を利用する形になります。
■povo(ポボ)
端末購入は『不可』となるので、「auオンラインショップ」もしくは「その他販売店」にてSIMフリー端末を別途購入するか、今まで利用していた端末を利用する形になります。
比較④:加入オプションの種類
■LINEMO(ラインモ)
オプション名 | 月額料金 |
通話準定額 | 550円 |
通話定額 | 1,650円 |
持込端末保証 with AppleCare Services | 950円~ |
持込端末保証 | 715円 |
留守電パック | 220円 |
データ追加(1GB) | 550円 |
+メッセージ(プラスメッセージ) | 0円 |
セキュリティパックプラス(L) | 660円 |
フィルタリング | 0円 |
世界対応ケータイ | 0円 |
国際電話 | 0円 |
■povo(ポヴォ)
オプション名 | 月額料金 |
通話かけ放題 | 1,650円 |
5分以内通話かけ放題 | 550円 |
DAZN使い放題パック(7日間) | 760円/回 |
amash使い放題パック(24時間) | 220円/回 |
スマホ故障サポート | 830円 |
※povoは「留守番電話サービス」「キャッチホン」「転送でんわサービス」等のオプションが無いため申し込み不可となります。
比較⑤:支払方法とキャリア決済
■LINEMO(ラインモ)
・支払方法:口座振替/クレジットカード/デビットカード
・キャリア決済:ソフトバンクまとめて支払い
■povo(ポボ)
・支払方法:クレジットカード※
・キャリア決済:auかんたん決済
auからpovoへ乗り換える場合、auの支払い方法を引き継ぐことができるので、口座振替やデビットカード払いの方はそのまま利用可能です。
比較⑥:速度制限
■LINEMO(ラインモ)
・ミニプラン(3GB):最大300kbps
・スマホプラン(20GB):最大1Mbps
月のデータ量を使い切ってしまっても『LINEサービス』に関しては速度制限がかからず通常の速度で利用することができます。
■povo(ポボ)
・最大128kbps
比較⑦:独自のメールサービス
■LINEMO(ラインモ)
非対応
■povo(ポボ)
非対応
ラインモとpovoは独自のメールサービスを提供していませんが、ドコモ・au・ソフトバンクの3社は「キャリアメール持ち運びサービス」を利用すれば月額330円で今までのメールアドレスを引き続き利用することが可能です。
契約手数料や解約金
■LINEMO(ラインモ)
契約事務手数料 | 無料 |
転出費用(MNP転入) | 無料 |
SIM発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
■povo(ポボ)
契約事務手数料 | 無料 |
転出費用(MNP転入) | 無料 |
SIM発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
※povoは同一名義で契約の場合、6回線目以降から3,300円の事務手数料が発生します。
どちらがオススメ?

ラインモがおすすめの方
・LINEのサービスをお得に利用したい方
・キャンペーンを利用してお得に利用したい方
・留守番電話や転送電話等のオプションを利用されたい方
・毎回データプランを購入するのが面倒な方
・通話オプションをお得に利用したい方
・安定した通信回線(MNO)を利用したい方
・速度制限時も高速で利用したい方
・ソフトバンク回線を利用したい方
・ソフトバンク、ワイモバイルから簡単に切り替えたい方
povoがおすすめの方
・都度料金は発生するが24時間データ使い放題にしたい方
・1GBから利用したい方(ただし使用期間は7日間)
・90日間で60GBを利用される方
・180日間で150GBを利用される方
まとめ
今回はLINEMO(ラインモ)とpovo(ポヴォ)それぞれの特徴と違いについてご紹介しました。それぞれ違う特徴があり、サービス内容も変わってきます。
ポボは他社の料金形態とは異なり、自分が使うデータ量を都度購入する形となります。利用状況に応じて上手くカスタマイズできればお得に利用できるかもしれませんが、使い方を間違えると逆に高くなってしまう可能性があるのでデータ購入の際は注意が必要です。
一方ラインモは、キャンペーンを併用するとミニプランなら最大12ヶ月分相当、スマホプランなら最大6ヵ月分相当 基本料金が実質0円で利用でき、キャンペーンが終わったとしてもミニプランなら音声通話が付いて月々990円で使うことができます。また、通信回線はソフトバンク回線(MNO)をそのまま利用できるので安定した通信が利用できます。
2種類のプランから選択する通常の料金形態となるので、povoのように毎回データを購入する必要はありません。
どちらも契約事務手数料も解約金も0円ですが、ラインモは基本料金が実質0円で利用できるキャンペーンを実施しているので、初めはラインモでお得に利用して、キャンペーンが終わったらpovoにするのもアリだと思います。
他にも色々なキャンペーンを開催しているので、月々のスマホ代を安くされたい方はチェックしてみてください。