ソフトバンクの系列である「ラインモ」と大手旅行業者であるH.I.Sと日本通信が運営する「HIS(エイチアイエス)モバイル」は実際どっちがお得に使えるのでしょうか?
それぞれ違った特徴があるので、どちらが自分に合っているのか確認したうえで契約をするのが良いかと思います。
今回はラインモとHISモバイルの特徴や違いについてご紹介していきます。
LINEMOとHISモバイルを比較

料金プランを比較
■LINEMO(ラインモ)
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
ラインモは「3GB」と「20GB」のプランがあり、月々のデータ使用量によってどちらかを選択することが可能です。LINEサービスの利用に関してはデータ量を消費しないので、それを踏まえてプランを選択することをおすすめします。
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
<音声通話付きプラン>
プラン | 容量 | 月額料金 |
自由自在 290プラン |
0~100MB | 290円 |
100MB~1GB | 550円 | |
3GB | 770円 | |
7GB | 990円 | |
20GB | 2,190円 | |
50GB | 5,990円 |
<データ専用プラン>
プラン | 容量 | 月額料金 |
データ定額 440プラン |
1GB | 440円 |
3GB | 580円 | |
7GB | 880円 | |
20GB | 2,080円 | |
50GB | 5,880円 |
プラン | 容量 | 月額料金 |
ピタッ!プラン | 0~100MB | 198円 |
~2GB | 770円 | |
~5GB | 1,320円 | |
~10GB | 2,310円 | |
~15GB | 3,300円 | |
~30GB | 5,775円 |
HISモバイルの料金プランは、利用したデータ量に応じて料金が変動する「従量プラン」と、月々決まったデータ量と料金を支払う「定額プラン」から選択することができます。
しかし従量プランはデータ専用プランとなるため、音声通話を利用したい場合は定額プランの「自由自在290プラン」を選択する必要があります。(SMSを利用したい場合はオプション加入で利用可能)
その他に事前払い利用する「プリペイドSIM」も販売しています。
☆割引やキャンペーンを適用した場合の基本料金
■LINEMO(ラインモ)
LINEMO(ラインモ)はソフトバンク系列になりますが「家族割」や「おうち割」等の割引は適用外となります。他社から乗り換えした場合「ミニプラン」のみキャンペーンが適用されるので最大6ヶ月間実質無料になります。
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 0円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
その他キャンペーン情報については『ラインモ最新キャンペーン情報』の記事をご確認ください。
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
HISモバイルは、指定の『光回線』とセットで申し込むことでスマホの月額利用料金の6ヵ月分がキャッシュバックされるキャンペーンを実施しています。
※指定の光回線については下記問い合わせ先にてご確認いただけます。
・電話番号:0120-907-456
・受付時間:11:00~20:00
・キャンペーンコード:HIS-05
(キャンペーンコードは光回線申込み時に受付へ伝えてください)
他にも、海外で利用するポケットWi-Fiの割引や海外旅行がお得になるキャンペーンも開催されています。
それぞれの特徴を比較

■LINEMO(ラインモ)
ラインモの特徴としては、LINEのサービスに特化している『LINEギガフリー』というサービスがあります。
LINE通話を利用する場合「10分で約3MB」「60分で約18MB」のデータ量を消費しますがラインモだといくら使っても消費は0になるので、その分を他の通信に利用できます。

また、月の途中でデータ量を使い切ってしまってもLINEサービスに関しては通信制限がかからないので快適に利用することが可能です。もし頻繁にLINEを利用しているのであればお得に使えるラインモがおすすめです。

■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
HISモバイルの特徴としては「従量プラン」と「定額プラン」があり、選択できるデータ量も多いので自身の使い方に合ったプランを契約することができます。

従量プランで全く利用しない期間が続いても強制解約になる心配がないので、月々の維持費を安く抑えることが可能です。
また、数はまだ少ないですが「HISモバイルステーション」や「J-PICモバイルステーション」「アイサポ」といった取扱店舗があるので契約後のサポートも対面で受けることができます。
比較①:通話オプション

■LINEMO(ラインモ)
通話オプション | 月額料金 |
通話準定額(5分/回) | 550円 |
通話定額(24時間) | 1,650円 |
キャンペーン料金 | |
通話準定額(5分/回) | 1年間 無料 |
通話定額(24時間) | 1年間 1,100円 |
ラインモの通話オプションは「1回の通話で5分間無料」になるタイプと「24時間かけ放題」のタイプから選択することができます。LINE通話以外の音声通話が多い方におすすめです。
加入から1年間は通話オプションの割引キャンペーンが適用になるので「5分かけ放題は0円」「24時間かけ放題は1,100円」で利用することができます。
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
通話オプション | 月額料金 |
5分かけ放題(5分/回) | 500円 |
完全かけ放題(24時間) | 1,480円 |
HISモバイルの通話オプションは「1回の通話で5分無料」になるタイプと「24時間かけ放題」になるタイプから選択することができます。
比較②:通信回線
■LINEMO(ラインモ)
MNO(ソフトバンク回線)
ラインモは大手キャリであるソフトバンクの回線を借りるのではなくそのまま利用しているので通信速度は高速で安定しています。
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
MVNO(ドコモ回線/ソフトバンク回線)

HISモバイルは、大手キャリアの「ドコモ回線」と「ソフトバンク回線」を利用することができますが、一部の回線を借りて利用しているMVNOなので、よく使われる時間帯(昼間・夜)は通信速度が遅くなりがちです。
「MNO」と「MVNO」の違いについては別記事にて詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

比較③:端末購入の可否

■LINEMO(ラインモ)
端末購入は『不可』となるので、SIMフリー端末を別途購入するか、今まで利用していた端末を利用する形になります。
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
種類は少ないですが契約と同時に購入することは可能です。
比較④:加入オプションの種類

■LINEMO(ラインモ)
オプション名 | 月額料金 |
通話準定額 | 550円 |
通話定額 | 1,650円 |
持込端末保証 with AppleCare Services | 950円~ |
持込端末保証 | 715円 |
留守電パック | 220円 |
データ追加(1GB) | 550円 |
+メッセージ(プラスメッセージ) | 0円 |
セキュリティパックプラス(L) | 660円 |
フィルタリング | 0円 |
世界対応ケータイ | 0円 |
国際電話 | 0円 |
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
オプション名 | 月額料金 |
5分かけ放題(5分/回) | 500円 |
完全かけ放題(24時間) | 1,480円 |
キャッチホン/割込通話 | 275円 |
留守番電話 ※1 | 385円 |
転送電話 | 0円 |
国際電話 | 0円 |
フィルタリングサービス | 396円 |
スマホ保険 | スタンダード:900円 |
ライト:550円 | |
データチャージ(1GB) ※2 | 200円/回 |
データチャージ(1GB) ※2 | 330円/回 |
SMS追加(データ定額440プラン) | 50円 |
SMS追加(ピタッ!プラン) ※3 | 154円 |
<ドコモ回線> | |
国際ローミング | 0円 |
迷惑電話ストップサービス | 0円 |
遠隔操作 | 0円 |
<ソフトバンク回線> | |
グループ通話 | 220円 |
ナンバーブロック | 110円 |
※1:ソフトバンク回線の場合、無料で利用できる留守電サービスがあります。
※2:「自由自在290プラン」「データ定額440プラン」は200円、「ピタッ!プラン」は330円となります。
※3:ドコモ回線のみ
比較⑤:支払方法とキャリア決済

■LINEMO(ラインモ)
・支払方法:口座振替/クレジットカード/デビットカード
・キャリア決済:ソフトバンクまとめて支払い
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
・支払方法:クレジットカード
・キャリア決済:未対応
比較⑥:速度制限

■LINEMO(ラインモ)
・ミニプラン(3GB):最大300kbps
・スマホプラン(20GB):最大1Mbps
月のデータ量を使い切ってしまっても『LINEサービス』に関しては速度制限がかからず通常の速度で利用することができます。
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
・最大200kbps
比較⑦:独自のメールサービス

■LINEMO(ラインモ)
非対応
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
非対応
ラインモとHISモバイルは独自のメールサービスを提供していませんが、ドコモ・au・ソフトバンクの3社は「キャリアメール持ち運びサービス」を利用すれば月額330円で今までのメールアドレスを引き続き利用することが可能です。
契約手数料や解約金
■LINEMO(ラインモ)
契約事務手数料 | 無料 |
転出費用(MNP転入) | 無料 |
SIM発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
■HIS Mobile(エイチアイエス モバイル)
契約事務手数料 | 3,300円 |
転出費用 | 無料 |
SIMカード発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
どちらがオススメ?

ラインモがおすすめの方
・LINEのサービスをお得に利用したい方
・月々安く利用したい方
(ミニプラン6ヵ月実質無料、終了後も990円で利用可能)
・通話オプションを安く利用したい方(無料期間あり)
・安定した通信回線(MNO)を利用したい方
・速度制限時も高速で利用したい方
・ソフトバンク回線を利用したい方
・ソフトバンク、ワイモバイルから簡単に切り替えたい方
HISモバイルがおすすめの方
・とにかく毎月安く利用したい方
・光回線と同時に申込みが可能な方
・データ専用プランを利用したい方
・大容量のデータプランを利用したい方
・「従量プラン」と「定額プラン」から選択したい方
・ドコモ回線/ソフトバンク回線を利用したい方
・契約と同時に端末を購入したい方
・店舗でのサポートを受けたい方
まとめ
今回はLINEMO(ラインモ)とHIS Mobile(エイチアイエス モバイル)それぞれの特徴と違いについてご紹介しました。それぞれ違う特徴があり、サービス内容も変わってくるので「どのように使いたいのか」によって決めるのが良いと思います。
HISモバイルは、他社の格安SIMに比べて月額料金が安く、全く利用しなければ290円で維持ができ、月に1GB未満の場合は550円で利用することができます。
キャンペーンを抜きにしてラインモと同じデータ量のプランと比べたら、HISモバイルの方が少し安く利用することが可能です。また、指定の光回線と同時申込みをすれば6ヵ月分の基本料金がキャッシュバックされるので光回線の切り替えが可能な方はお得に利用できます。
しかし、通信回線はMVNOになるので昼間や夜など利用者が多い時間帯はMNOに比べて通信が遅くなる可能性が高いので、それなりに使いたい方はMNOのラインモがおすすめです。
一方ラインモは、データ容量が3GBで収まるならラインモのミニプランにすると最大6ヶ月間基本料金が実質無料で利用でき、キャンペーンが終わっても月額990円で利用することができます。また、通信はソフトバンク回線(MNO)をそのまま利用できるので安定した通信を利用できます。
どちらも最低利用期間や解約金はありませんが、HISモバイルは初期費用が発生します。ラインモの場合は初期費用は一切かからず、ミニプラン(3GB)なら半年間は実質無料で利用することができます。
もしどちらにするか迷っているならラインモの実質無料キャンペーンが終わってからHISモバイルに乗り換えをして月々安く利用するのもありだと思います。ぜひお得なキャンペーン期間中にお乗り換えをしましょう。