ソフトバンクの系列である「ラインモ」と日本通信株式会社が運営する「日本通信SIM」は実際どっちがお得に使えるのでしょうか?
それぞれ違った特徴があるので、どちらが自分に合っているのか確認したうえで契約をするのが良いかと思います。
今回はラインモと日本通信SIMの特徴や違いについてご紹介していきます。
LINEMOと日本通信SIMを比較

料金プランを比較
■LINEMO(ラインモ)
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
ラインモは「3GB」と「20GB」のプランがあり、月々のデータ使用量によってどちらかを選択することが可能です。LINEサービスの利用に関してはデータ量を消費しないので、それを踏まえたプラン選択がオススメです。
■日本通信SIM
プラン | 容量 | 無料通話 | 月額料金 |
合理的 シンプル290プラン |
1GB | なし | 290円 |
データ量が1GBを超える毎に220円が加算 |
「シンプル290プラン」は、1GBを超えるごとに220円が加算され最大100GBまで設定が可能です。
上限を10GBに設定したとしても、実際に利用したデータ量が3.5GBなら950円(290円+660円)の請求となります。
プラン | 容量 | 無料通話 | 月額料金 |
合理的 みんなのプラン |
6GB ※4/28より10GB |
70分 | 1,390円 |
合理的 20GBプラン |
20GB | 70分 | 2,178円 |
合理的 かけほプラン |
3GB | かけ放題 | 2,728円 |
Wスマート プラン |
3GB ※1 | 70分 | 1,738円 |
データ量が1GBを超える毎に275円が加算 (4/28より220円に変更) |
※1:条件を満たすと1GB追加。
この4つのプランは、データ量が1GBを超えるごとに275円が加算され最大30GBまで設定が可能です。(4/28より220円)
「みんなのプラン」と「20GBプラン」は大容量のプランとなり、「かけほプラン」は音声通話が多い方向けのかけ放題プランになります。
「Wスマートプラン」は少し特殊で、健康管理ができるサービスの「FiNCプラス」がセットになっており、月間60,000歩を歩くと1GBが追加されるプランとなります。
☆割引やキャンペーンを適用した場合の基本料金
■LINEMO(ラインモ)
LINEMO(ラインモ)はソフトバンク系列になりますが「家族割」や「おうち割」等の割引は適用外となりますが、キャンペーンを併用した場合、ミニプランは最大12ヶ月分、スマホプランは最大6ヶ月分相当 実質0円になります。
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 12ヵ月 実質0円 |
スマホプラン | 20GB | 6ヵ月 実質0円 |
その他キャンペーン情報については『ラインモ最新キャンペーン情報』の記事をご確認ください。
■日本通信SIM
日本通信SIMは、基本料金の割引やキャンペーンなどは開催されていません。
それぞれの特徴を比較

■LINEMO(ラインモ)
ラインモの特徴としては、LINEのサービスに特化している『LINEギガフリー』というサービスがあります。
LINE通話を利用する場合「10分で約3MB」「60分で約18MB」のデータ量を消費しますがラインモだといくら使っても消費は0になるので、その分を他の通信に利用できます。

また、月の途中でデータ量を使い切ってしまってもLINEサービスに関しては通信制限がかからないので快適に利用することが可能です。もし頻繁にLINEを利用しているのであればお得に使えるラインモがおすすめです。

■日本通信SIM
日本通信SIMの特徴としては、あまりデータ量を使わない方向けの1GBのプランがあるので、あまりデータ通信を利用されない方や、ほとんどWi-Fiを利用されている方はかなり安く抑えることが可能です。
また、FiNCという健康管理アプリがお得に利用できる「Wスマートプラン」というものがあり、健康管理をしながらデータが貰える特殊なプランも用意されています。
比較①:通話オプション

■LINEMO(ラインモ)
通話オプション | 月額料金 |
通話準定額(5分/回) | 550円 |
通話定額(24時間) | 1,650円 |
キャンペーン料金 | |
通話準定額(5分/回) | 1年間 無料 |
通話定額(24時間) | 1年間 1,100円 |
ラインモの通話オプションは「1回の通話で5分間無料」になるタイプと「24時間かけ放題」のタイプから選択することができます。LINE通話以外の音声通話が多い方におすすめです。
加入から1年間は通話オプションの割引キャンペーンが適用になるので「5分かけ放題は0円」「24時間かけ放題は1,100円」で利用することができます。
■日本通信SIM
対象プラン | 通話オプション | 月額料金 |
合理的 シンプル290プラン |
70分無料通話 | 700円 |
かけ放題 | 1,600円 | |
合理的 みんなのプラン |
5分通話定額 ※1 | 0円 |
かけ放題 | 1,600円 | |
合理的 20GBプラン |
5分通話定額 | 5/12より開始 |
かけ放題 | 1,200円 |
※1:「5分通話定額」を付けた場合、標準サービスの「70分無料通話」と交換になります。
「合理的みんなのプラン」の通話オプションは2023年4月28日より開始。
比較②:通信回線
■LINEMO(ラインモ)
MNO(ソフトバンク回線)
ラインモは大手キャリであるソフトバンクの回線を借りるのではなくそのまま利用しているので通信速度は高速で安定しています。
■日本通信SIM
MVNO(ドコモ回線)
日本通信SIMは、大手キャリアの「ドコモ回線」を利用することができますが、一部の回線を借りて利用しているMVNOなので、よく使われる時間帯(昼間・夜)は通信速度が遅くなりがちです。
「MNO」と「MVNO」の違いについては別記事にて詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

比較③:端末購入の可否

■LINEMO(ラインモ)
端末購入は『不可』となるので、SIMフリー端末を別途購入するか、今まで利用していた端末を利用する形になります。
■日本通信SIM
端末購入は『不可』となるので、SIMフリー端末を別途購入するか、今まで利用していた端末を利用する形になります。
比較④:加入オプションの種類

■LINEMO(ラインモ)
オプション名 | 月額料金 |
通話準定額 | 550円 |
通話定額 | 1,650円 |
持込端末保証 with AppleCare Services | 950円~ |
持込端末保証 | 715円 |
留守電パック | 220円 |
データ追加(1GB) | 550円 |
+メッセージ(プラスメッセージ) | 0円 |
セキュリティパックプラス(L) | 660円 |
フィルタリング | 0円 |
世界対応ケータイ | 0円 |
国際電話 | 0円 |
■日本通信SIM
オプション名 | 月額料金 |
通話オプション(プランによって異なる) | 0円~1,600円 |
留守番電話 | 330円 |
キャッチホン | 220円 |
転送電話 | 0円 |
遠隔操作 | 0円 |
着信通知 | 0円 |
迷惑電話お断り | 0円 |
お子さまを守るiフィルター | 396円 |
歩いてギガが溜まる | 480円 |
データ追加(1GB) | 220円/回 |
国際電話 | 0円 |
国際ローミング | 0円 |
比較⑤:支払方法とキャリア決済

■LINEMO(ラインモ)
・支払方法:口座振替/クレジットカード/デビットカード
・キャリア決済:ソフトバンクまとめて支払い
■日本通信SIM
・支払方法:クレジットカード
・キャリア決済:未対応
比較⑥:速度制限

■LINEMO(ラインモ)
・ミニプラン(3GB):最大300kbps
・スマホプラン(20GB):最大1Mbps
月のデータ量を使い切ってしまっても『LINEサービス』に関しては速度制限がかからず通常の速度で利用することができます。
■日本通信SIM
・正確な数値の公表は無し
比較⑦:独自のメールサービス

■LINEMO(ラインモ)
非対応
■日本通信SIM
非対応
ラインモと日本通信SIMは独自のメールサービスを提供していませんが、ドコモ・au・ソフトバンクの3社は「キャリアメール持ち運びサービス」を利用すれば月額330円で今までのメールアドレスを引き続き利用することが可能です。
契約手数料や解約金
■LINEMO(ラインモ)
契約事務手数料 | 無料 |
転出費用(MNP転入) | 無料 |
SIM発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
■日本通信SIM
初期手数料 | 3,300円 ※1 |
転出費用 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
※1:店頭にて「スターターパック」を購入した場合、初期費用は不要となります。
どちらがオススメ?

ラインモがおすすめの方
・LINEのサービスをお得に利用したい方
・キャンペーンを利用して月々安く利用したい方
(ミニプラン6ヵ月間実質無料で利用可能)
・通話オプションをお得に利用したい方
・安定した通信回線(MNO)を利用したい方
・速度制限時も高速で利用したい方
・ソフトバンク回線を利用したい方
・ソフトバンク、ワイモバイルから簡単に切り替えたい方
日本通信SIMがおすすめの方
・月額料金をとにかく安く利用したい方
・ドコモ回線を利用したい方
・店舗での契約やサポートを受けたい方
まとめ
今回はLINEMO(ラインモ)と日本通信SIMの特徴や違いについてご紹介しました。
それぞれ違う特徴があり、サービス内容も変わってくるので「どのように使いたいのか」によって決めるのが良いと思います。
日本通信SIMは、1GBのプランが用意されておりそのまま1GBで収まるなら月額290円で利用でき、3GB未満でも730円なので他社に比べて安く使うことが可能です。
また、2023年4月28日から「合理的みんなのプラン」のデータ量が6GBから10GBに増量されるのでさらにお得になります。
しかし、通信回線はMVNOになるので昼間や夜など利用者が多い時間帯はMNOに比べて通信が遅くなる可能性が高いのです。
一方ラインモは、キャンペーンを併用するとミニプランなら最大12ヶ月分相当、スマホプランなら最大6ヵ月分相当 基本料金が実質0円で利用でき、キャンペーンが終わったとしてもミニプランなら音声通話が付いて月々990円で使うことができます。また、通信回線はソフトバンク回線(MNO)をそのまま利用できるので安定した通信が利用できます。
どちらも最低利用期間や解約金はありませんが、ラインモは基本料金が実質無料で使えるキャンペーンを開催しているので、もしどちらにするか迷っているならラインモの実質無料キャンペーンが終わってから日本通信SIMに乗り換えをして月々安く利用するのもありだと思います。ぜひお得なキャンペーン期間中にお乗り換えをしましょう。