ソフトバンクの系列である「ラインモ」とインターネットイニシアティブ(IIJ)が運営する「IIJmio(アイアイジェイミオ)」は実際どっちがお得に使えるのでしょうか?
それぞれ違った特徴があるので、どちらが自分に合っているのか確認したうえで契約をするのが良いかと思います。
今回はラインモとIIJmioの特徴や違いについてご紹介していきます。
LINEMOとIIJmioを比較

料金プランを比較
■LINEMO(ラインモ)
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
ラインモは「3GB」と「20GB」のプランがあり、月々のデータ使用量によってどちらかを選択することが可能です。LINEサービスの利用に関してはデータ量を消費しないので、それを踏まえたプラン選択がオススメです。
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
プラン | 音声SIM | SMS | データ (タイプDのみ) |
2ギガプラン | 850円 | 820円 | 740円 |
4ギガプラン | 990円 | 970円 | 900円 |
8ギガプラン | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 |
15ギガプラン | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 |
20ギガプラン | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 |
<eSIMプラン>
プラン | 音声eSIM (タイプAのみ) |
データeSIM (ドコモ網のみ) |
2ギガプラン | 850円 | 440円 |
4ギガプラン | 990円 | 660円 |
8ギガプラン | 1,500円 | 1,100円 |
15ギガプラン | 1,800円 | 1,430円 |
20ギガプラン | 2,000円 | 1,650円 |
IIJmioは、電話とデータ通信がセットになった「音声対応SIM」とSMSとデータ通信に対応した「SMSタイプ」と、データ通信専用の「データタイプ」から選択することができます。どちらも2GB~20GBと多くのプランから選べるのでご自身に合った容量を契約することができます。
2023年4月1日より、料金は変わらず一部のデータ量が増量します。
・4ギガプラン → 5ギガプラン
・8ギガプラン → 10ギガプラン
また、IIJmioは「ドコモ回線」「au回線」の一部を利用した通信となっており、契約の際にどちらの回線を利用するか選択することができます。しかし、「データプラン」はドコモ回線のみ、音声eSIMはau回線のみとなります。
※上記プランは『ギガプラン』となり、他のプランからも選択することが可能です。詳細についてはIIJmio公式サイトにてご確認ください。
割引やキャンペーンを適用した場合の基本料金
■LINEMO(ラインモ)
LINEMO(ラインモ)はソフトバンク系列になりますが「家族割」や「おうち割」等の割引は適用外となりますが、キャンペーンを併用した場合、ミニプランは最大12ヶ月分、スマホプランは最大6ヶ月分相当 実質0円になります。
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 12ヵ月 実質0円 |
スマホプラン | 20GB | 6ヵ月 実質0円 |
その他キャンペーン情報については『ラインモ最新キャンペーン情報』の記事をご確認ください。
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
IIJmioは「インターネット」とのセット割はありますが、スマホの料金から割引ではなく「IIJmioひかり」の月額料金から毎月660円割引されます。
※IIJmioひかり1回線につき660円割引となるので、スマホを複数台契約していても1回線に対する割引は増額されません。
それぞれの特徴を比較

■LINEMO(ラインモ)
ラインモの特徴としては、LINEのサービスに特化している『LINEギガフリー』というサービスがあります。
LINE通話を利用する場合「10分で約3MB」「60分で約18MB」のデータ量を消費しますがラインモだといくら使っても消費は0になるので、その分を他の通信に利用できます。
また、月の途中でデータ量を使い切ってしまってもLINEサービスに関しては通信制限がかからないので快適に利用することが可能です。もし頻繁にLINEを利用しているのであればお得に使えるラインモがおすすめです。

■IIJmio(アイアイジェイミオ)
IIJmioの特徴としては「音声通話付きSIM」と「データ専用SIM」だけでなく「SMS+データ通信」に対応したSIMも選択できます。
「音声通話機能はいらないけどSMSの認証が必要なアプリは利用したい」といった方にはおすすめのプランになっています。
もし当月のデータ量を使い切れなかった場合は、翌月に繰り越しすることもでき、家族で利用している場合は家族間でシェアすることも可能です。
※追加したデータ量は繰り越し不可となります。
比較①:通話オプション
ラインモとIIJmioの通話オプションを比較。
■LINEMO(ラインモ)
通話オプション | 月額料金 |
通話準定額(5分/回) | 550円 |
通話定額(24時間) | 1,650円 |
キャンペーン料金 | |
通話準定額(5分/回) | 1年間 無料 |
通話定額(24時間) | 1年間 1,100円 |
ラインモの通話オプションは「1回の通話で5分間無料」になるタイプと「24時間かけ放題」のタイプから選択することができます。LINE通話以外の音声通話が多い方におすすめです。
また、加入から1年間は通話オプションの割引キャンペーンが適用になるので「5分かけ放題は0円」「24時間かけ放題は1,100円」で利用することができます。
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
通話オプション | 月額料金 |
みおふぉんダイアル 通話定額5分+ | 500円 |
みおふぉんダイアル 通話定額10分+ | 700円 |
みおふぉんダイアル かけ放題+ | 1,400円 |
キャンペーン料金(2023年8月31日まで) | |
みおふぉんダイアル 通話定額5分+ | 6ヵ月間 90円 |
みおふぉんダイアル 通話定額10分+ | 6ヵ月間 290円 |
みおふぉんダイアル かけ放題+ | 6ヵ月間 990円 |
IIJmioの通話オプションは、1回の通話で5分もしくは10分間無料になるタイプと、24時間かけ放題のタイプから選択することができます。
また、2023年8月31日までに申し込みをされた方は、加入から半年間は通話オプションの割引キャンペーンが適用になるので「5分かけ放題は90円」「10分かけ放題は290円」「24時間かけ放題は990円」で利用することができます。
比較②:通信回線
■LINEMO(ラインモ)
MNO(ソフトバンク回線)
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
MVNO(ドコモ回線/au回線)
IIJmioはドコモとauの回線を利用できますが、一部の回線を借りて利用しているMVNOなので、よく使われる時間帯(昼間・夜)は通信速度が遅くなりがちです。
一方ラインモは大手キャリであるソフトバンクの回線を借りるのではなくそのまま利用しているので通信速度は高速で安定しています。
「MNO」と「MVNO」の違いについては別記事にて詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

比較③:端末購入の可否
■LINEMO(ラインモ)
端末購入は『不可』となるので、SIMフリー端末を別途購入するか、今まで利用していた端末を利用する形になります。
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
契約と同時に購入することは可能です。
比較④:加入オプションの種類
■LINEMO(ラインモ)
オプション名 | 月額料金 |
通話準定額 | 550円 |
通話定額 | 1,650円 |
持込端末保証 with AppleCare Services | 950円~ |
持込端末保証 | 715円 |
留守電パック | 220円 |
データ追加(1GB) | 550円 |
+メッセージ(プラスメッセージ) | 0円 |
セキュリティパックプラス(L) | 660円 |
フィルタリング | 0円 |
世界対応ケータイ | 0円 |
国際電話 | 0円 |
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
オプション名 | 月額料金 |
みおふぉんダイアル 通話定額5分+ | 500円 |
みおふぉんダイアル 通話定額10分+ | 700円 |
みおふぉんダイアル かけ放題+ | 1,400円 |
留守番電話 | 330円 |
スマート留守電 | 319円 |
割り込み電話着信 | 220円 |
転送電話 | 0円 |
ギガプラン専用 追加データ量(1GB) | 220円/回 |
国際ローミング | 0円 |
国際電話 | 0円 |
迷惑電話ストップサービス | タイプD:0円 タイプA:110円 |
遠隔操作(タイプDのみ) | 0円 |
みまもりパック | 550円 |
IIJmio WiFi by エコネクト | 398円 |
端末補償オプション | 418円 |
つながる端末補償 | 550円 |
スマホの操作サポート | 550円 |
比較⑤:支払方法とキャリア決済
■LINEMO(ラインモ)
・支払方法:口座振替/クレジットカード/デビットカード
・キャリア決済:ソフトバンクまとめて支払い
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
・支払方法:クレジットカード
・キャリア決済:未対応
比較⑥:速度制限
■LINEMO(ラインモ)
・ミニプラン(3GB):最大300kbps
・スマホプラン(20GB):最大1Mbps
月のデータ量を使い切ってしまっても『LINEサービス』に関しては速度制限がかからず通常の速度で利用することができます。
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
・最大300kbps
比較⑦:独自のメールサービス
■LINEMO(ラインモ)
非対応
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
対応/1メールアドレスあたり月額330円
<対応ドメイン>
(@mio.jp)
(@iijmio-mail.jp)
(@miomio.jp)
(@miobox.jp)
(@e23.jp)
(@X-IL.jp)
ラインモは独自のメールサービスを提供していませんが、ドコモ・au・ソフトバンクの3社は「キャリアメール持ち運びサービス」を利用すれば月額330円で今までのメールアドレスを引き続き利用することが可能です。IIJmioでも利用可能。
契約手数料や解約金
■LINEMO(ラインモ)
契約事務手数料 | 無料 |
転出費用(MNP転入) | 無料 |
SIM発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | ー |
■IIJmio(アイアイジェイミオ)
契約事務手数料 | 3,300円 |
SIM発行手数料 | タイプD:433.4円 |
タイプA:446.6円 | |
SIMプロファイル発行手数料 | eSIM:220円 |
SIM再発行手数料 | タイプD:2,200円+433.4円 |
タイプA:2,200円+446.6円 | |
eSIM再発行手数料 | 220円 |
転出費用 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | 利用開始月の翌月末まで |
※ギガプラン以外のプランで音声通話SIMを利用している場合は「利用開始月から12ヵ月以内の解約」で解除料金が発生します。
どちらがオススメ?

ラインモがおすすめの方
・LINEのサービスをお得に利用したい方
・キャンペーンを利用してお得に利用したい方
・通話オプションをお得に利用したい方
・初期費用や解約時にお金をかけたくない方
・安定した通信回線(MNO)を利用したい方
・速度制限時も高速で利用したい方
・ソフトバンク回線を利用したい方
・ソフトバンク、ワイモバイルから簡単に切り替えたい方
IIJmioがおすすめの方
・「データ専用」もしくは「データ+SMS」のプランを使いたい方
・ドコモ回線/au回線を利用したい方
・契約と同時に端末を購入したい方
・店舗でのサポートを受けたい方
・光回線や電気とセットで割引を受けたい方
・データ量を「繰り越し」「シェア」したい方
まとめ
今回はLINEMO(ラインモ)とIIJmioそれぞれの特徴と違いについてご紹介しました。それぞれ違う特徴があり、サービス内容も変わってきます。
IIJmioは、音声通話を利用されない方向けのデータ専用プランだけでなく、データ通信とSMSが利用できるプランから選択することができます。SMSの認証が必要なアプリを利用したい方で月々安く利用されたい方にはおすすめのプランになっています。
しかし、通信回線はMVNOになるので昼間や夜など利用者が多い時間帯はMNOに比べて通信が遅くなる可能性が高いので、それなりに使いたい方は注意です。
一方ラインモは、キャンペーンを併用するとミニプランなら最大12ヶ月分相当、スマホプランなら最大6ヵ月分相当 基本料金が実質0円で利用でき、キャンペーンが終わったとしてもミニプランなら音声通話が付いて月々990円で使うことができます。また、通信回線はソフトバンク回線(MNO)をそのまま利用できるので安定した通信が利用できます。
また、ラインモは「最低利用期間」が無く「解約金」「初期費用」が無料で、基本料金が実質無料になるキャンペーンを開催しているので、データ通信専用で利用されたい方でもお得に利用することが可能です。
もしどちらにするか迷っているならキャンペーンが終わってからIIJmioを検討するのもありだと思います。ぜひお得なキャンペーン期間中にお乗り換えをしましょう。