ソフトバンクの系列である「ラインモ」とソニーネットワークが運営している「NURO(ニューロ)モバイル」は実際どっちがお得に使えるのでしょうか?
それぞれ違った特徴があるので、どちらが自分に合っているのか確認したうえで契約をするのが良いかと思います。
今回はラインモとNUROモバイルの特徴や違いについてご紹介していきます。
LINEMOとNUROモバイルを比較
料金プランを比較
■LINEMO(ラインモ)
プラン | データ容量 | 月額料金 |
LINEMOベストプラン | 0~3GB | 990円 |
3GB~10GB | 2,090円 | |
LINEMOベストプランV | 0~20GB | 2,970円 |
20GB~30GB | 3,960円 |
「LINEMOベストプラン」は、月のデータ使用量が3GB未満に納まった場合は990円となります。もし3GBを超えた場合は2,090円となり、10GBを超えると速度制限が入ります。
一方「LINEMOベストプランV」は、月のデータ使用量が20GB未満に納まった場合は2,970円となります。もし20GBを超えた場合は3,960円となり、30GBを超えると速度制限が入ります。
さらに「LINEMOベストプランV」に加入されている方は、5分以内の国内通話料が無料になります。
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
※現在は新規受付が終了しています。
■NURO(ニューロ)モバイル
<音声通話付きSIM>
プラン | データ容量 | 月額料金 |
NEOプラン | 20GB | 2,699円 |
NEOプランW | 40GB | 3,980円 |
VSプラン | 3GB | 792円 |
VMプラン | 5GB | 990円 |
VLプラン | 10GB | 1,485円 |
VLLプラン | 15GB | 1,790円 |
5分かけ放題 | 1GB | 930円 |
10分かけ放題 | 1GB | 1,320円 |
かけ放題 | 1GB | 1,870円 |
<データ+SMS>
プラン | データ容量 | 月額料金 |
VSプラン | 3GB | 792円 |
VMプラン | 5GB | 990円 |
VLプラン | 10GB | 1,485円 |
VLLプラン | 15GB | 1,790円 |
お試しプラン | 0.2GB | 495円 |
<データ専用>
プラン | データ容量 | 月額料金 |
VSプラン | 3GB | 627円 |
VMプラン | 5GB | 825円 |
VLプラン | 10GB | 1,320円 |
VLLプラン | 15GB | 1,625円 |
お試しプラン | 0.2GB | 330円 |
NUROモバイルは「音声通話付き」「データ通信+SMS」「データ専用」の3タイプから自分に合ったプランを選択することができます。
ネットの通信速度や繋がりやすさ等を確認したい方は、使えるデータ量は少ないですが低価格の「お試しプラン」を利用することが可能です。
☆割引やキャンペーンを適用した場合の基本料金
■LINEMO(ラインモ)
LINEMO(ラインモ)はソフトバンク系列になりますが「家族割」や「おうち割」等の割引は適用外となります。しかし、キャンペーンなどを適用することでお得にラインモを利用することができます。
最新のキャンペーン情報については『ラインモ最新キャンペーン情報』の記事をご確認ください。
■NURO(ニューロ)モバイル
NUROモバイルは、対象となる「インターネットサービス」とスマホをセットで利用することで割引を受けることができます。
・すでにNUROモバイルを利用中
⇒NURO光から最大1,100円割引/月(1年間)
・SoftBankスマホを利用中
⇒SoftBankスマホから最大1,100円割引/月(永年)
・他社からNUROモバイルへ乗り換え
⇒NUROモバイルから最大1,100円割引/月(1年間)
適用条件や注意点などはNUROモバイル公式サイトをご確認ください。
それぞれの特徴を比較
■LINEMO(ラインモ)
ラインモの特徴としては、LINEのサービスに特化している『LINEギガフリー』というサービスがあります。LINE通話を利用する場合「10分で約3MB」「60分で約18MB」のデータ量を消費しますがラインモだといくら使っても消費は0になるので、その分を他の通信に利用できます。
また、月の途中でデータ量を使い切ってしまってもLINEサービスに関しては通信制限がかからないので快適に利用することが可能です。もし頻繁にLINEを利用しているのであればお得に使えるラインモがおすすめです。
他にも、ラインモはソフトバンク回線をそのまま利用することができるので、他社の格安SIMに比べて繋がりやすく安定した通信を利用することができます。
■NURO(ニューロ)モバイル
NUROモバイルの特徴としては、選べるプランの種類が多く他社に比べて安く利用できます。回線は「ドコモ」「au」「ソフトバンク」の一部を借りて利用しているため、好きなキャリアを選択することが可能です。
また、ネットの通信速度や繋がりやすさ等を確認したい方は低価格帯の「お試しプラン」を利用して、問題無ければ通常プランへ変更することもできます。
比較①:通話オプション
■LINEMO(ラインモ)
通話オプション |
月額料金 |
|
LINEMOベストプラン | LINEMOベストプランV | |
通話準定額(5分/回) | 550円 | 無料 |
通話定額(24時間) | 1,650円 | 1,100円 |
キャンペーン料金 |
||
通話準定額(5分/回) | 7ヵ月間 無料 | ー |
通話定額(24時間) | 7ヵ月間 1,100円 | 7ヵ月間 500円 |
ラインモの通話オプションは「1回の通話で5分間無料」になるタイプと「24時間かけ放題」のタイプから選択することができます。
専用アプリは特に無いのでそのまま電話のアイコンから発信することで通話料が割引されます。LINE通話以外の音声通話が多い方におすすめのオプションです。
「LINEMOベストプランV」をご利用の方は、標準で5分/回 通話定額が付いているので、よくお電話をされる方におすすめです。
■NURO(ニューロ)モバイル
通話オプション | 月額料金 |
5分かけ放題 | 490円 |
10分かけ放題 | 880円 |
かけ放題 | 1,430円 |
ニューロモバイルの通話オプションは、1回の通話で「5分無料もしくは10分間無料」になるタイプと「24時間無料」になるタイプから選択することができます。
比較②:通信回線
■LINEMO(ラインモ)
MNO(ソフトバンク回線)
ラインモは大手キャリであるソフトバンクの回線を借りるのではなくそのまま利用しているので通信速度は高速で安定しています。
■NURO(ニューロ)モバイル
MVNO(ドコモ回線/au回線/ソフトバンク回線)
NUROモバイルは大手3キャリアの一部の回線を利用しているMVNOなので、よく使われる時間帯(昼間・夜)は通信速度が遅くなりがちです。
「MNO」と「MVNO」の違いについては別記事にて詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
比較③:端末購入の可否
■LINEMO(ラインモ)
端末購入は『不可』となるので、SIMフリー端末を別途購入するか、今まで利用していた端末を利用する形になります。
■NURO(ニューロ)モバイル
端末の種類は少なく一部のAndroidのみですが、AQUOSやOPPOなど低価格帯の機種が販売されており契約と同時に購入することができます。
比較④:加入オプションの種類
■LINEMO(ラインモ)
オプション名 | 月額料金 |
通話準定額 | 550円 |
通話定額 | 1,650円 |
持込端末保証 with AppleCare Services | 950円~ |
持込端末保証 | 715円 |
留守電パック | 220円 |
データ追加(1GB) | 550円 |
+メッセージ(プラスメッセージ) | 0円 |
セキュリティパックプラス(L) | 660円 |
フィルタリング | 0円 |
世界対応ケータイ | 0円 |
国際電話 | 0円 |
■NURO(ニューロ)モバイル
オプション名 | 月額料金 |
通話定額オプション(5分) | 490円 |
通話定額オプション(10分) | 880円 |
通話定額オプション(24時間) | 1,430円 |
容量チャージ(1GB) | 550円/回 |
NEOデータフリー | 0円 |
バリューデータフリー | 0円 |
あげ放題 | 0円 |
NEOトライアル(100MB) | 110円/回 |
端末保障 | 550円 |
ウイルスバスターモバイル | 275円 |
訪問サポート | 8,800円/回 |
遠隔サポート(基本レッスン/30分) | 3,300円/回 |
遠隔サポート(オプションレッスン) | 2,200円~/回 |
i-フィルター for マルチデバイス | 337円~ |
<ドコモ回線> | |
キャッチホン | 220円 |
留守番電話 | 330円 |
転送電話 | 0円 |
迷惑電話ストップサービス | 0円 |
<au回線> | |
割込通話サービス | 220円 |
お留守番サービス | 330円 |
着信転送サービス | 0円 |
迷惑電話撃退サービス | 110円 |
<ソフトバンク回線> | |
割込電話 | 220円 |
留守番電話 | 0円 |
留守番電話プラス | 330円 |
転送電話 | 0円 |
ナンバーブロック | 110円 |
比較⑤:支払方法とキャリア決済
■LINEMO(ラインモ)
・支払方法:口座振替/クレジットカード/デビットカード
・キャリア決済:ソフトバンクまとめて支払い
■NURO(ニューロ)モバイル
・支払方法:クレジットカード
・キャリア決済:未対応
NUROモバイルは「クレジットカード」しか対応していないため、クレカを持っていない場合は契約することができません。
比較⑥:速度制限
■LINEMO(ラインモ)
<LINEMOベストプラン>
・10GB超~15GB:300kbps
・15GB超:128kbps
<LINEMOベストプランV>
・30GB超~45GB:1Mbps
・45GB超:128kbps
もし上記のようにデータ量を超過して速度制限がかかってしまった場合は、追加データ(500円/1GB)を購入することで通常の速度に戻すことが可能です。
■NURO(ニューロ)モバイル
・バリュープラス(3~15GB):最大200kbps
・かけ放題ジャスト:最大200kbps
・お試しプラン:最大200kbps
・NEOプラン:最大1Mbps
比較⑦:キャリアメール
■LINEMO(ラインモ)
非対応
■NURO(ニューロ)モバイル
非対応
どちらも自社のキャリアメールを提供していませんが、ドコモ・au・ソフトバンクの3社は「キャリアメール持ち運びサービス」を利用すれば月額330円で今までのメールアドレスを引き続き利用することが可能です。
契約手数料、解約金、その他費用
■LINEMO(ラインモ)
契約事務手数料 | 無料 |
転出費用(MNP転入) | 無料 |
SIM発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 ※1 |
最低利用期間 | なし |
※1:「8日間キャンセル」以外で契約当月中に解約をした場合は、990円の契約解除料が発生します。
■NURO(ニューロ)モバイル
登録事務手数料 | 3,300円※ |
SIM切替手数料 | 3,300円 |
SIMカード準備料 | 440円※ |
SIMカード有償交換手数料 | 3,300円 |
SIM損害金 | 3,300円 |
eSIM種別切替発行手数料 | 440円 |
eSIM再発行手数料 | 440円 |
eSIM損害金 | 無料 |
MNP転出手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし※ |
※「NEOプラン/NEOプランW」の場合、登録事務手数料とSIMカード準備料は無料となります。
※新規受付が終了している旧プラン(S・M・Lなど)を利用している場合、最低利用期間が12ヵ月となり期間内に解約をすると最大で12,000円の解約金が発生します。
どちらがオススメ?
ラインモがおすすめの方
・LINEのサービスをお得に利用したい方
・キャンペーンを利用してお得に利用したい方
・通話オプションをお得に利用したい方
・初期費用にお金をかけたくない方
・安定した通信回線(MNO)を利用したい方
・ソフトバンク回線を利用したい方
・ソフトバンク、ワイモバイルから簡単に切り替えたい方
NUROモバイルがおすすめの方
・とにかく毎月安くしたい方
・低価格でお試しに利用したい方
・契約と同時に端末を購入したい方
・大手3キャリから回線を選びたい方
・「NURO光」「So-net光」を利用している方
まとめ
今回はLINEMO(ラインモ)とNURO(ニューロ)モバイルそれぞれの特徴と違いについてご紹介しました。それぞれ違う特徴があり、サービス内容も変わってきます。
NUROモバイルは
選択できるプランが多いので自分に合ったものを安く利用することができます。また、ご自宅のインターネットを「NURO光」か「So-net光」にするとさらにお安く利用することができます。
しかし、通信回線はMVNOになるので昼間や夜など利用者が多い時間帯はMNOに比べて通信が遅くなる可能性が高いので注意です。
ラインモは
料金プランがシンプルで、月に3GB以内に収まる方なら音声通話が付いて月々990円で利用することができ、常にお得なキャンペーンを開催しています。
また、通信回線はソフトバンク回線(MNO)をそのまま利用できるので安定した通信が利用できます。
どちらも解約金はかかりませんが、ラインモなら初期費用がかからずキャンペーンを適用すれば基本料金が実質無料で利用できるので、キャンペーンが終わってからNUROモバイルを検討するのもありだと思います。
他にも色々なキャンペーンを開催しているので、月々のスマホ代を安くされたい方はチェックしてみてください。ぜひお得なキャンペーン期間中にお乗り換えをしましょう。