ソフトバンクの系列である「ラインモ」と「楽天モバイル」では実際どっちがお得に使えるのでしょうか?
それぞれ違った特徴があるので、どちらが自分に合っているのか確認したうえで契約をするのが良いかと思います。
今回はラインモと楽天モバイルの特徴や違いについてご紹介していきます。
LINEMOと楽天モバイルを比較

料金プランを比較
■LINEMO(ラインモ)
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
ラインモは「3GB」と「20GB」のプランがあり、月々のデータ使用量によってどちらかを選択することが可能です。LINEサービスの利用に関してはデータ量を消費しないので、それを踏まえたプラン選択がオススメです。
■楽天モバイル
プラン | 容量 | 月額料金 |
Rakuten UN-LIMIT Ⅶ | 0~3GB | 1,078円 |
~20GB | 2,178円 | |
20GB~ | 3,278円 |
楽天モバイルは3段階のワンプランとなっており、毎月決まった料金を支払うのではなく使用したデータ量に応じて料金が変わります。
☆割引やキャンペーンを適用した場合の基本料
■LINEMO(ラインモ)
プラン | 容量 | 月額料金 |
ミニプラン | 3GB | 12ヵ月 実質0円 |
スマホプラン | 20GB | 6ヵ月 実質0円 |
LINEMO(ラインモ)はソフトバンク系列になりますが「家族割」や「おうち割」等の割引は適用外となりますが、キャンペーンを併用した場合、ミニプランは最大12ヶ月分、スマホプランは最大6ヶ月分相当 実質0円になります。
その他キャンペーン情報については『ラインモ最新キャンペーン情報』の記事をご確認ください。
■楽天モバイル
楽天モバイルは「家族割」や「学割」等の割引は実施していません。契約時に機種代金から割引や楽天ポイント還元されるキャンペーンは開催されています。キャンペーン内容は楽天モバイル公式サイトにて確認ください。
それぞれの特徴を比較
■LINEMO(ラインモ)
ラインモの特徴としては、LINEのサービスに特化している『LINEギガフリー』というサービスがあります。
LINE通話を利用する場合「10分で約3MB」「60分で約18MB」のデータ量を消費しますがラインモだといくら使っても消費は0になるので、その分を他の通信に利用できます。

また、月の途中でデータ量を使い切ってしまってもLINEサービスに関しては通信制限がかからないので快適に利用することが可能です。もし頻繁にLINEを利用しているのであればお得に使えるラインモがおすすめです。

■楽天モバイル
楽天モバイルの特徴としては、使ったデータ量に応じて料金が変わるワンプランになっています。使わない月は自動的に安く抑えることができるので月によってデータ使用量が変わる人にはおすすめです。
比較①:通話オプション

■LINEMO(ラインモ)
通話オプション | 月額料金 |
通話準定額(5分/回) | 550円 |
通話定額(24時間) | 1,650円 |
キャンペーン料金 | |
通話準定額(5分/回) | 1年間 無料 |
通話定額(24時間) | 1年間 1,100円 |
ラインモの通話オプションは「1回の通話で5分間無料」になるタイプと「24時間かけ放題」のタイプから選択することができます。
専用アプリは特に無いのでそのまま電話のアイコンから発信することで通話料が割引されます。LINE通話以外の音声通話が多い方におすすめです。
加入から1年間は通話オプションの割引キャンペーンが適用になるので「5分かけ放題は0円」「24時間かけ放題は1,100円」で利用することができます。
■楽天モバイル
通話オプション | 月額料金 |
15分(標準)通話かけ放題 | 1,100円 |
Rakuten Linkアプリ | 無料 |
キャンペーン料金 | |
15分(標準)通話かけ放題 | 3ヵ月 無料 |
楽天モバイルは「Rakuten Linkアプリ」から通話をした場合は無料で国内通話かけ放題になり、通常の音声通話を利用する場合は30秒22円がかかります。
通常の音声通話を利用する場合は「1回の通話で15分間無料」になる通話オプションを付けることも可能です。
比較②:通信回線
■LINEMO(ラインモ)
MNO(ソフトバンク回線)
ラインモは大手キャリであるソフトバンクの回線を借りるのではなくそのまま利用しているので通信速度は高速で安定しています。
■楽天モバイル
・MNO(楽天回線)
・MVNO(ドコモ回線/au回線)
楽天モバイルは独自の回線網があるので楽天回線(MNO)が使えるエリアであればデータ量の制限がなく高速で使い放題になりますが、楽天エリア外になるとパートナー回線(MVNO)となり、利用できるデータ量は月に5GBとなります。
MVNOは大手キャリアの一部の回線を借りて利用しているので、よく使われる時間帯(昼間・夜)は通信速度が遅くなりがちです。
「MNO」と「MVNO」の違いについては別記事にて詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

比較③:端末購入の可否

■LINEMO(ラインモ)
端末購入は『不可』となるので、SIMフリー端末を別途購入するか、今まで利用していた端末を利用する形になります。
■楽天モバイル
楽天モバイル取扱店もしくはオンラインにて契約と同時に端末購入が可能となります。端末は旧機種から最新機種まで取り扱っており、比較的オンラインの方が在庫が揃っています。
比較④:加入オプションの種類
■LINEMO(ラインモ)
オプション名 | 月額料金 |
通話準定額 | 550円 |
通話定額 | 1,650円 |
持込端末保証 with AppleCare Services | 950円~ |
持込端末保証 | 715円 |
留守電パック | 220円 |
データ追加(1GB) | 550円 |
+メッセージ(プラスメッセージ) | 0円 |
セキュリティパックプラス(L) | 660円 |
フィルタリング | 0円 |
世界対応ケータイ | 0円 |
国際電話 | 0円 |
■楽天モバイル
オプション名 | 月額料金 |
15分(標準)通話かけ放題 | 1,100円 |
選べる電話番号サービス | 1,100円/1回のみ |
楽メール(@rakuten.jp) | 0円 |
楽メール持ち運び | 330円 |
留守番電話 | 0円 |
着信転送 | 0円 |
割込通話/通話保留 | 0円 |
故障紛失補償 with AppleCare Services | 800円~1,460円 |
スマホ交換補償プラス | 715円 |
持ち込みスマホあんしん補償 | 715円~1,309円 |
ノートンモバイルセキュリティ | 220円 |
あんしんコントロール by i-フィルター | 330円 |
スマホ操作遠隔サポート | 550円 |
楽天モバイルWiFi by エコネクト | 398円 |
データチャージ(1GB) | 国内:660円/海外:500円 |
国際通話かけ放題 | 980円 |
国際通話 | 0円 |
ショップサポート | |
あんしん操作サポート | 500円 |
データ移行サポート | 1,100円~2,200円/回 |
保護フィルム貼り付け | 1,100円/回 |
ガラスコーティング | 4,400円/回 |
比較⑤:支払方法とキャリア決済
■LINEMO(ラインモ)
・支払方法:口座振替/クレジットカード/デビットカード
・キャリア決済:ソフトバンクまとめて支払い
■楽天モバイル
・支払方法:口座振替/クレジットカード/デビットカード
・キャリア決済:楽天モバイルキャリア決済
比較⑥:速度制限
■LINEMO(ラインモ)
・ミニプラン(3GB):最大300kbps
・スマホプラン(20GB):最大1Mbps
月のデータ量を使い切ってしまっても『LINEサービス』に関しては速度制限がかからず通常の速度で利用することができます。
■楽天モバイル
・楽天回線エリア:無制限
・パートナー回線エリア:最大1Mbps
比較⑦:独自のメールサービス
■LINEMO(ラインモ)
非対応
■楽天モバイル
対応(@rakumail.jp)/月額無料
ラインモは独自のメールサービスを提供していませんが、ドコモ・au・ソフトバンクの3社は「キャリアメール持ち運びサービス」を利用すれば月額330円で今までのメールアドレスを引き続き利用することが可能です。楽天モバイルでも利用可能。
契約手数料や解約金
■LINEMO(ラインモ)
契約事務手数料 | 無料 |
転出費用(MNP転入) | 無料 |
SIM発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
■楽天モバイル
契約事務手数料 | 無料 |
口座振替手数料 | 110円/月 |
コンビニ払い手数料 | 66円~550円 |
請求書発行手数料 | 220円 |
MNP転出手数料 | 無料 |
SIMカード再発行手数料 | 無料 |
解約金 | 無料 |
最低利用期間 | なし |
どちらがオススメ?

ラインモがおすすめの方
・LINEのサービスをお得に利用したい方
・キャンペーンを利用してお得に利用したい方
・通話オプションをお得に利用したい方
・安定した通信回線(MNO)を利用したい方
・速度制限時も高速で利用したい方
・楽天回線エリア外の方
・ソフトバンク回線を利用したい方
・ソフトバンク、ワイモバイルから簡単に切り替えたい方
楽天モバイルがおすすめの方
・楽天回線エリアの方
・Rakuten Linkを使いたい方
・使う月と使わない月が極端な方
・契約と同時に端末を購入したい方
・楽天ポイントを貯めたい方
まとめ
今回はLINEMO(ラインモ)と楽天モバイルそれぞれの特徴と違いについてご紹介しました。それぞれ違う特徴があり、サービス内容も変わってきます。
楽天モバイルは使用するデータ量に応じて料金が変わるワンプランになっているので、使う月使わない月が極端な方にはおすすめです。また、利用できるエリアは限られますが楽天回線エリアであれば3,278円でデータ使い放題になります。
逆に楽天回線エリア外になるとパートナー回線を利用する形となり、データ容量制限は月5GBに制限されるので、もし契約を検討される方はあらかじめエリアの確認をされた方が良いかと思います。
一方ラインモは、キャンペーンを併用するとミニプランなら最大12ヶ月分相当、スマホプランなら最大6ヵ月分相当 基本料金が実質0円で利用でき、キャンペーンが終わったとしてもミニプランなら音声通話が付いて月々990円で使うことができます。また、通信回線はソフトバンク回線(MNO)をそのまま利用できるので安定した通信が利用できます。
どちらも契約事務手数料も解約金も0円ですが、ラインモは基本料金が実質0円で利用できるキャンペーンを実施しているので、ラインモでお得に利用してキャンペーンが終わったら楽天モバイルにするのもアリだと思います。
他にも色々なキャンペーンを開催しているので、月々のスマホ代を安くされたい方はチェックしてみてください。