ラインモのCMといったら本田翼さんが元気よく歌って踊っているのが印象的ですが、ラインモではなくて「ラインモバイル~♪」というフレーズの方が個人的には印象に残っていて、いつのまにか「ラインモ」に変わってましたね。
名称が「ラインモバイル」から「ラインモ」に変わっただけでサービス内容は同じでしょ?と思っていましたが、実は全く違う内容になっていました。
ラインモバイルの新規受付は終了していますが、現在も利用されている方はいらっしゃいます。そのまま使い続けた方がお得なのか、ラインモへ切り替えた方がお得なのか、それぞれの特徴や違いについて解説をしていきたいと思います。
ラインモとラインモバイルの違い
1. 使っている回線が違う
ラインモとラインモバイルは同じソフトバンクのグループですが、この2つは使っている回線が全く違います。
まず、ラインモバイルはMVNOなので大手キャリアの回線の一部を借りてユーザーに届けています。利用できる回線は「ドコモ」「au」「ソフトバンク」の3つから1つ選択して利用することができます。
一方ラインモは、MNOなのでソフトバンクが利用している回線をそのまま利用しているので安定しているだけでなく、5Gも利用することができます。
回線が混雑する時間帯でも、回線の一部を借りているMVNOに比べてMNOの方が安定して利用することができるのが大きな違いと言えます。
MNOとMVNOの違いについてはこちらの記事を参考にしてください。
2. 料金プランが違う
ラインモとラインモバイルは選択できる料金プランが違います。それぞれのプランや特徴をご紹介します。
LINEMOの料金プラン
ラインモはややこしい料金プランではなくシンプルに2つから選択する形となり、音声通話も可能となります。
| プラン | データ容量 | 月額料金 |
| LINEMOベストプラン | 0~3GB | 990円 |
| 3GB~10GB | 2,090円 | |
| LINEMOベストプランV | 0~30GB | 2,970円 |
「LINEMOベストプラン」は、月のデータ使用量が3GB未満に納まった場合は990円となります。もし3GBを超えた場合は2,090円となり、10GBを超えると速度制限が入ります。
一方「LINEMOベストプランV」は、月のデータ使用量が30GB未満に納まった場合は2,970円となり、30GBを超えた場合は速度制限が入ります。
さらに「LINEMOベストプランV」に加入されている方は、5分以内の国内通話料が無料になります。
LINEモバイルの料金プラン
ラインモバイルは「音声通話SIM」と「データSIM」があり、用途によってどちらかを選択します。
■音声通話SIM
音声通話SIMの場合は、<音声通話/インターネット/SMS>の利用が可能で一般的な普通の使い方をされたい方向けです。
| データ容量 | 月額料金 | |
| ベーシックプラン | 2GB | 1,210円 |
| 5GB | 1,626円 | |
| 10GB | 2,420円 | |
| 30GB | 3,520円 |
■データSIM
データSIMは音声通話は出来ず<インターネット・SMS>のみ利用したい方向けです。
| データ容量 | 月額料金 | |
| ベーシックプラン | 2GB | 660円 |
| 5GB | 1,078円 | |
| 10GB | 1,870円 | |
| 30GB | 2,970円 |
Wi-Fiをメインで使う方など、あまりデータ通信を利用されない方はラインモのミニプランがおすすめです。逆に、Wi-Fiは使わずに毎月30GBを利用される方はラインモバイルを続けた方がいいかもしれません。
3. オプションが違う
料金プランの他に付加サービスとして色々なオプションがあり、それぞれで利用できるサービスが変わります。
<ラインモのオプション一覧>
| オプション名 | 月額料金 |
| 通話準定額 | 550円 |
| 通話定額 | 1,650円 |
| 持込端末保証 with AppleCare Services | 950円~ |
| 持込端末保証 | 715円 |
| 留守電パック | 220円 |
| +メッセージ(プラスメッセージ) | 0円 |
| セキュリティパックプラス(L) | 660円 |
| フィルタリング | 0円 |
| 世界対応ケータイ | 0円 |
| 国際電話 | 0円 |
2022年10月4日(火)からLINEMOより「留守番電話」と「着信転送」と「着信お知らせ」がセットになった『留守電パック』がリリースされました。
<LINEモバイルのオプション一覧>
※ソフトバンク回線の場合
| オプション名 | 月額料金 |
| 10分電話かけ放題オプション | 968円 |
| 端末保証オプション | 495円~ |
| Wi-Fiオプション | 220円 |
| ウイルスバスターオプション | 462円 |
| フィルタリングオプション | 0円 |
| 留守番電話 | 0円 |
| 留守番電話プラス | 330円 |
| 割込通話 | 220円 |
| グループ通話 | 220円 |
| 通話明細 | 110円 |
| 迷惑電話ストップ | 110円 |
| 転送電話 | 0円 |
| 国際電話 | 0円 |
以前はラインモだと、留守番電話・転送電話のオプションを利用することができず、どうしても利用されたい場合はLINEモバイルを継続している方もいるかと思いますが、2022年10月4日(火)よりラインモでも留守番電話や転送電話が利用できるようになりました。
LINEMOの方が安くて替えたいけど留守番電話が使えなくてLINEモバイルを使い続けている方は、この機会にLINEMOへ切り替えしてみてはいかがでしょうか。
ラインモのキャンペーン
現在ラインモで実施しているキャンペーンは多数ありますが、LINEモバイルを利用している方限定のキャンペーンを実施しています。
LINEモバイルからLINEMOへ乗り換えをすると、最大20,000円相当のPayPayポイントを貰うか、1年間基本料金から990円割引を選ぶことができます。
今のところはキャンペーン終了日は未定ですが、いつ終了してしまうか分からないのでラインモの公式サイトで最新情報をチェックしてみてください。
まとめ
今回はラインモとLINEモバイルのそれぞれの違いについて紹介いたしました。まだLINEモバイルを使っていて変更しようか考えている方は、現在の料金プランや利用状況を確認したうえでどのプランが自分に合っているのか調べてみるのが良いかと思います。
月額料金を比較した場合、ラインモへ切り替えた方がお得に使えます。乗り換え手数料も無料なので、キャンペーンを使ってお得にラインモを始めてみましょう。