現代の情報社会では、日々膨大な量のコンテンツがインターネット上に溢れています。気になる記事や後で読みたい情報を効率的に管理するために、多くの人がリーディングリストを活用しています。
本記事では、リーディングリストの基本的な使い方やスマホでの具体的な操作方法、さらに日常生活で役立つ活用法について詳しく紹介します。
リーディングリストとは何か?
リーディングリストとは、Webブラウザやスマホアプリで後で読むために記事やページを保存する機能です。
例えば、SafariやGoogle Chromeにはこの機能が標準で搭載されています。
スマホでの使い方は簡単で、気になる記事を見つけたら[共有]からリーディングリストに追加するだけです。これにより、オフラインでも記事を読むことができるため、通勤中や飛行機内などインターネット接続が不安定な場所でも便利です。
また、リーディングリストは複数のデバイス間で同期されるため、パソコンで保存した記事をスマホで読むことも可能です。
「リーディングリスト」と「ブックマーク」の違い
リーディングリストとブックマークの違いは、主に用途と機能にあります。
リーディングリストの特徴
リーディングリストは、後で読むために一時的に保存する機能です。
例えば、仕事中に見つけた興味深い記事や、通勤中に読もうと思った長いエッセイをリーディングリストに追加します。
リーディングリストは、オフラインでもアクセスができるためインターネット接続がない状況でも読むことができます。
しかし、リーディングリストに保存されているページは、保存した状態のものなのでWebページに更新があった場合は反映されません。
「そのWebページを後で読みたい」「これから電波が悪い環境に行くので、その前に保存しておきたい」という場合にリーディングリストは適しています。
ブックマークの特徴
ブックマークは長期間にわたって頻繁にアクセスしたいウェブページを保存するのに便利です。
例えば、よく使うニュースサイトやブログ、オンラインショップのページをブックマークに追加することで、すぐにアクセスすることができます。
ブックマークは、特定のカテゴリーに分類したり、フォルダを作成して整理することができるため、多くのページを保存しても管理が容易です。
長期間、もしくは頻繁にアクセスするウェブサイトや重要な情報を整理する場合にブックマークは適しています。
リーディングリストの使い方
リーディングリストは、SafariとChromeのどちらでも利用することができます。それぞれの使い方について解説していきます。
Safariでの使い方
ここからは、Safariでの「リーディングリストの追加方法」「リストの確認方法」「リストの削除方法」について紹介いたします。
<追加方法>
① [Safari]を開く。
② リーディングリストに追加したいWebページを表示する。
③ 画面下部の共有アイコンをタップし、[リーディングリストに追加]を選択します。これでページがリーディングリストに保存されます。
<確認方法>
① [Safari]を開く。
② [ブックマーク]をタップし、[リーディングリスト]を選択。
③ 保存ページが一覧表示されるので確認したいリストを選択。
<削除方法>
① [Safari]を開く。
② [ブックマーク]をタップし、[リーディングリスト]を選択。
③ リスト内の削除したいページを左にスワイプし、[削除]をタップ。
Chromeでの使い方
ここからは、Chromeでの「リーディングリストの追加方法」「リストの確認方法」「リストの削除方法」について紹介いたします。
<追加方法>
① [Chrome]を開く。
② リーディングリストに追加したいWebページを表示する。
③ 画面右上にある[︙]をタップし、上部にある[☆]をタップ。
④ もう一度[★]をタップし、フォルダが[リーディングリスト]になっているか確認します。[リーディングリスト]になっていれば完了ですが、[ブックマーク]になっていれば[リーディングリスト]に移動して完了です。
<確認方法>
① [Chrome]を開く。
② 画面右上にある[︙]をタップし、[ブックマーク]をタップ。
③ [リーディングリスト]を選択し、削除したいリストの横にある[︙]をタップして[削除]をタップ。
リーディングリストの注意点
リーディングリストを使用する際にいくつかの注意点があるので確認していきましょう。
① 最新のページが確認できない
リーディングリストは追加した状態のページをリストにするので、そのWebページが最新情報に更新されたとしても、その更新情報を見ることはできません。
もし最新情報を見たい場合は、インターネットに接続した状態でWebページを更新することで最新版を確認することができます。
常に最新の情報で確認したい場合は「ブックマーク」がおすすめです。
② ストレージの消費
リーディングリストを追加する際、Webページのデータをスマートフォンに保存するためストレージを使用します。各データのサイズは小さいものの、数が増えるとストレージを圧迫することがあります。
これにより、スマートフォンのパフォーマンスが低下する可能性もあるため、ストレージの管理が重要です。
リーディングリストのデータを定期的に確認して不要なものを削除することで、ストレージの容量を確保し、デバイスを快適に使用することができます。
効率的なストレージ管理を心がけましょう。
③ 動的に変化するページは表示されない場合がある
オフラインでWebページの閲覧ができるのは非常に便利ですが、動的なコンテンツであるX(旧Twitter)やFacebook、Instagramなどのタイムラインをリーディングリストに追加するのは適していません。
これらのSNSは頻繁に内容が変わるため、閲覧するたびにサーバーとの通信が必要となり、リーディングリストに登録しても正確に表示されないことがあります。
SNSなどの動的コンテンツはリアルタイムでの更新が魅力ですが、オフラインでの利用には向いていないのが現実です。
まとめ:使用状況に合わせて使い分ける
「リーディングリスト」と「ブックマーク」は、どちらもウェブページを保存するための便利なツールですが、それぞれ異なる用途があります。これらをうまく使い分けることで、より効率的に情報を管理できます。
リーディングリストは、主に一時的に保存しておきたい記事やニュースを読むために利用します。例えば、通勤中や休憩時間に読もうと思っている記事をリーディングリストに追加しておくと、オフラインでもアクセスできるため短期間で消化する予定のコンテンツに最適です。
一方、ブックマークは長期間にわたって保存しておきたいウェブページに適しています。例えば、仕事で参考にする資料やお気に入りのレシピサイトなど、定期的にアクセスするページをブックマークに追加します。ブックマークはフォルダ分けができるため、カテゴリごとに整理しておくと、後から見つけやすくなります。
このように、リーディングリストはすぐに消化する情報のために、ブックマークは長期的に参照する情報のために使い分けると、より効果的に情報を管理できます。
日常の情報収集や整理を効率化するために、状況に応じてこれらのツールを活用してみましょう。