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スマホの基礎知識

スマホでダークモードを設定するメリットとは?簡単設定方法も解説

現代のスマートフォンは、多くの機能を備えており、その中でも特に注目されているのがダークモードです。ダークモードとは、画面の背景色を黒や暗色系に変更する機能のことを指します。

この機能は、目の疲れを軽減し、バッテリーの消耗を抑える効果があるため多くのユーザーから支持されています。

この記事では、スマホでダークモードを設定するメリット・デメリットについて詳しく解説し、さらに簡単に設定する方法も紹介していきます。

ダークモードとは?

ダークモードとは、スマホやパソコンの画面表示を暗い背景に変更する機能のことです。

ダークモードを有効にすることで、目の疲れを軽減し夜間や暗い場所での使用時に画面の明るさが抑えられるため、目に優しい機能と言えるでしょう。

また、OLEDディスプレイを搭載したスマホでは黒いピクセルが完全にオフになるため、電力消費を大幅に減少させることができます。

夜間モードとダークモードの違い

「夜間モード」と「ダークモード」は、スマホのディスプレイ設定の一部ですが、その目的と機能には違いがあります。

夜間モード ダークモード
背景色 赤色や黄色などの暖色 黒色
目的 ・薄明かりでも見やすくする
・就寝前に目の負担を軽減する
・コントラストを強めて文字を読みやすくする
・画面の輝度を下げる

それぞれの特徴について解説していきます。

ダークモードの特徴

スマホのダークモードとは、画面の背景色を黒や濃い色にし、文字やアイコンを明るい色にする表示設定のことです。このモードは、目の疲れを軽減する効果があります。特に夜間や暗い場所での使用時に、画面の明るさが目に負担をかけにくくなるため、多くのユーザーに支持されています。

ダークモードのメリットは、視認性の向上だけではありません。OLEDやAMOLEDディスプレイを搭載したスマートフォンでは、黒い画面部分が電力を消費しないため、バッテリーの節約にもつながります。これにより、スマホの使用時間を延ばすことが可能です。

ダークモードは、iOSやAndroidなどの主要なオペレーティングシステムでサポートされており、多くのアプリでも利用できます。また、時間帯に応じて自動的に切り替えるスケジュール機能を備えたスマートフォンもあります。

このモードの導入により、目に優しくバッテリーの持ちも改善されるため、日常的にスマホを使用する際の利便性が向上します。

夜間モードの特徴

スマホの夜間モードは、夜間や暗い環境での画面使用を快適にするための機能です。通常、スマホの画面はブルーライトを多く含んでおり、これが目の疲れや睡眠の質に影響を与えることがあります。

夜間モードを有効にすると、画面の色温度が暖色系に変わり、ブルーライトの量が減少します。これにより、目の負担を軽減し、夜間の使用でも快適にスマホを操作できるようになります。

多くのスマートフォンには、この機能が標準搭載されており、設定から簡単にオンオフを切り替えることができます。

例えば、iPhoneでは「Night Shift」、Androidでは「ナイトモード」や「ブルーライトカットモード」として知られています。これらのモードは、時間を指定して自動的に切り替わるように設定することも可能です。

また、夜間モードのもう一つの利点は、バッテリーの持ちを良くすることです。画面の輝度を下げることで、消費電力が抑えられます。特にOLEDディスプレイを搭載したデバイスでは、暗い色を表示する際に消費する電力が少なくなるため、バッテリーの持続時間が延びることがあります。

どちらのモードも、ユーザーの快適さと健康を考慮して設計されており、適切に利用することで、スマホの使用体験が向上します。

スマホでダークモードを設定する方法

ダークモードを利用することで、視覚疲労を軽減し、バッテリーを節約することができます。

ダークモードは、iPhoneとAndroidのどちらでも利用することが可能です。ここからは、それぞれの設定方法をご紹介していきます。

iPhoneの設定方法

iPhoneのダークモードは以下の手順で設定ができます。

① [設定]から[画面表示と明るさ]をタップ。
② 外観モードから[ダーク]をタップ。

これだけでダークモードに切り替わります。もしダークモードを解除したい場合は、[ライト]をタップすることで解除が可能です。

また、指定した時間になると自動的にダークモードがオンになる設定も可能です。

もし時間指定で自動切替をしたい場合は、

① [自動]を選択
② [オプション]から時間設定をする

これで指定時間になると自動的にダークモードに切り替わります。

Androidの設定方法

Androidのダークモードは機種によって細かい部分が変わりますが、基本的には以下の手順で設定ができます。

① [設定]から[ディスプレイ]をタップ。
② [ダーク]をタップ。

これでダークモードに切り替わります。基本的にはiPhoneの設定方法と同じです。ダークモードを解除したい場合は、[ライト]をタップすることで解除が可能です。

また、指定した時間になると自動的にダークモードがオンになる設定も可能です。

もし時間指定で自動切替をしたい場合は、以下の方法で設定できます。

① [ダークモード設定]をタップ
② [予定時刻にON]をタップ
③ [日の入り~日の出]もしくは[カスタムスケジュール]を選択

これで指定時間になると自動的にダークモードに切り替わります。

SNSアプリでの設定方法

「X(旧Twitter)」「Instagram」「TikTok」など、SNSアプリでダークモードを設定することもできます。他にも「YouTube」での設定も可能です。

では、それぞれの設定方法についてご紹介いたします。

① X(旧Twitter)での設定方法

<設定方法>

① Xアプリを開き、左上にあるプロフィールアイコンをタップ
② [設定とプライバシー]をタップ
③ [アクセシビリティ、表示、言語]をタップ
④ [表示]をタップ
⑤ [ダークモード]をタップし[オン]を選択

これでダークモードの設定が完了です。逆にXだけダークモードを使用したくない場合は[オフ]にすることで、スマホの設定はオン、Xはオフにすることが可能です。

② Instagramでの設定方法

<設定方法>

① Instagramのアプリを開き、右下にあるプロフィールアイコンをタップ
② 右上にある「≡」をタップして[設定とプライバシー]をタップ
③ [アクセシビリティと翻訳]をタップ
④ [表示]をタップ
⑤ [ダークモード]をタップし[オン]を選択

これでダークモードの設定が完了です。機種によってはダークモードの表示がない場合があるので、表示が無い方はスマホ本体からダークモードの設定をすることで反映されます。

③ TikTokでの設定方法

<設定方法>

① TikTokアプリを開き、右下にあるプロフィールをタップ
② 右上にある「≡」をタップして[設定とプライバシー]をタップ
③ [表示]をタップ
⑤ [ダークモード]をタップ

これでダークモードの設定が完了です。TikTokだけダークモードを使用したくない場合は[オフ]にすることで、スマホの設定はオン、TikTokはオフにすることが可能です。

④ YouTubeでの設定方法

<設定方法>

① YouTubeのアプリを開き、右下にあるマイページをタップ
② 右上にある「⚙」をタップして[全般]をタップ
③ [デザイン]をタップして[ダークモード]を選択

これでダークモードの設定が完了です。YouTubeだけダークモードを使用したくない場合は[ライトモード]にすることで、スマホの設定はオン、YouTubeはオフにすることが可能です。

ダークモードのメリット

ダークモードのメリットは以下の通りです。

① 有機ELディスプレイでバッテリー節約
② 暗い場所での視認性向上
③ 睡眠の質向上に寄与

では1つずつ解説していきます。

① 有機ELディスプレイでバッテリー節約

ダークモードを活用することで、有機ELディスプレイ搭載のデバイスでバッテリーを節約することができます。

有機ELディスプレイは、各ピクセルが自ら発光する仕組みを持っており、黒いピクセルは電力をほとんど消費しません。そのため、画面全体を暗くするダークモードは、特に有機ELディスプレイでの電力消費を抑えるのに効果的です。

例えば、iPhoneやSamsung Galaxyシリーズの一部モデルでは、ダークモードをオンにすることで、明るい背景の使用に比べてバッテリー消費を抑えることが報告されており、バッテリー寿命を延ばせる可能性もあります。

② 暗い場所での視認性向上

ダークモードは、デバイスの画面設定で背景を黒または暗色にし、文字やアイコンを明るい色で表示するモードです。

この機能は、特に暗い場所での視認性を向上させるために設計されており、暗い環境での使用時に目の疲れを軽減し、画面の明るさが周囲の環境に溶け込むようにします。これにより、夜間や薄暗い場所での画面閲覧がより快適になります。

暗い場所での視認性向上や目の負担軽減、バッテリーの節約といった多くの利点を持つダークモードは、現代のデジタルライフスタイルにおいて欠かせない機能となっています。

③ 睡眠の質向上に寄与

スマホのダークモードを活用することで、睡眠の質が向上する可能性があります。

ダークモードは、画面の明るさを抑えて目への負担を軽減する設定です。特に夜間にスマホを使用する際、ブルーライトの影響を減少させることでメラトニンの分泌を妨げず、自然な眠りを促進します。

メラトニンは、体内時計を調整し、良質な睡眠を促進するホルモンです。ダークモードを活用することで、夜間のデバイス使用が原因で起こる睡眠障害のリスクを低減できるかもしれません。

一方で、ダークモードがすべてのアプリケーションや状況で最適であるわけではありません。特に明るい環境下では、視認性が低下する場合があるため状況に応じてモードを切り替えることが重要です。

視覚的な快適さを得るためには、個々のデバイス設定を調整し、自分に合ったモードを選ぶことが推奨されます。

ダークモードのデメリット

ダークモードは多くのユーザーに人気ですが、いくつかのデメリットも存在します。

① 明るい場所では見えづらい
② 一部アプリが未対応

では1つずつ解説していきます。

① 明るい場所では見えづらい

ダークモードは、目の疲れを軽減し、バッテリー消費を抑えるために多くの人に支持されていますが、明るい場所ではその利点が逆効果になることがあります。

例えば、日光が差し込むカフェや屋外でスマートフォンやタブレットを使用する際、ダークモードでは画面のコントラストが低くなり、文字や画像の視認性が悪化することがあります。これは、背景が暗いために周囲の明るさに対抗できず、内容が見えづらくなるためです。

この問題を解決するためには、明るい場所ではライトモードに切り替えることが推奨されます。ライトモードでは、背景が明るくなり、周囲の光に対して画面の内容がよりはっきりと見えるようになります。

また、デバイスの明るさを手動で調整することも一つの方法です。自動調整機能がついているデバイスであれば、環境に応じた最適な明るさに設定されるため、視認性が向上します。

さらに、ダークモードを利用する際は、アプリやデバイスの設定でフォントサイズやコントラストを調整することも有効です。これにより、明るい場所でも多少の視認性改善が期待できます。

ダークモードとライトモードを適切に使い分けることで、どんな環境でも快適にデバイスを利用することができるでしょう。

② 一部のアプリが未対応

すべてのアプリがこのモードに対応しているわけではありません。特に、古いバージョンのアプリや開発が停止されたアプリでは、ダークモードが未対応のままのことが多いです。

ダークモードに対応していないアプリを使用すると、明るい背景が突然現れ、視覚的な不快感を引き起こす可能性があります。

さらに、アプリの中には、ダークモードに対応していると表示されていても、特定の画面や機能でのみ対応している場合もあります。これは、開発者がすべての要素をダークモードに適応させるのが困難なためです。

今後、技術の進化に伴い、ダークモードの対応が標準となる日も遠くないでしょう。

まとめ

本記事では『スマホでダークモードを設定するメリットや設定方法』について解説いたしました。

ダークモードを利用することで、目の疲れを軽減し、バッテリーの消耗を抑える効果があるため多くのユーザーから支持されています。

今回ご紹介したメリット・デメリットを把握し、必要に応じて設定をしてみてはいかがでしょうか。